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無料1か月健診

1か月健診とは

1か月健診とは1か月健診は、赤ちゃんとママの健康状態を確認する大切な機会です。出産した病院で受けることが多いですが、小児科で受けることには多くの利点があります。継続的にかかりつけ医として診てもらうことで、より正確な健康管理が可能になり、子どもの成長や病気に関する専門的な知識を活かしたサポートが受けられます。また、体調の変化も早期に察知しやすく、親御さまも安心です。当院では、1か月健診を無料で提供していますが、ビタミンK2シロップ代として500円(税込)が実費となります。健診をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

対象となる方

  • 里帰り出産後、退院した後に1か月健診を受けられるクリニックをお探しの方
  • 2人目のお子さまを出産し、上のお子さまも一緒に受診できる小児科をお探しの方
  • 近隣でかかりつけの小児科を探している方

助成対象者について

助成対象者につきましては、お住まいの市区町村のホームページをご確認ください。

必要な持ち物

  • 母子手帳
  • 健康保険証・マイナ保険証
  • 乳幼児医療証(※)
  • K2シロップ代 500円(税込)

※乳幼児医療証は取得するためには申請が必要です。お住まいの市区町村のホームページで詳細をご確認の上、申請手続きをお願いいたします。

赤ちゃんのための持ち物

  • 赤ちゃんの着替え
  • おむつセット
  • 赤ちゃんのお世話グッズ(ガーゼ・汚れものを入れるビニール袋など)

1か月健診の主な内容

1か月健診は親御さまとお子さまの小児科デビューにもなります。当院では、親御さまのお話をしっかりとお伺いしています。日々の気になることや不安、心配、疑問などがあれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

  1. 母子手帳確認
  2. 体重・身長、頭囲、胸囲の測定と成長評価
  3. 身体診察(主にお肌や心雑音・腹部・口腔内の診察)
  4. 神経学的評価(運動機能・感覚機能・反射の診察)
  5. 母乳指導や相談
  6. 睡眠などの生活習慣や育児環境の評価と支援
  7. 予防接種スケジュールのご相談
  8. 事故防止の指導
  9. ビタミンK製剤の内服指導
  10. ママのメンタルヘルス支援

新生児とビタミンK

新生児とビタミンK新生児は、ビタミンK欠乏による頭蓋内出血を発症しやすいことが知られています。これは、ビタミンKの胎盤透過性が低く、出生時の蓄えが少ないことに加え、生後早期の肝臓のプロトロンビン合成能力が未熟なためです。さらに、母乳に含まれるビタミンKが少なく、新生児の腸内でのビタミンK2の産生も十分でないことが影響しています。出生後から3ヶ月までは毎週ビタミンKシロップを内服する必要があります(計13回)。
当院では、1か月健診時にビタミンKシロップを導入し、ビタミンK欠乏による出血予防に努めています。

欠乏すると頭蓋内出血に至ることも?

ビタミンK欠乏性出血症は、発症時期によって症状が異なり、中でも生後2週以降に発症する遅発型は頭蓋内出血を伴うケースが多く、重篤化しやすい傾向があります。胆道閉鎖症などの肝胆道系疾患がある場合、ビタミンKの吸収障害が起こりやすいため、早期発見と適切な対応が不可欠です。
早期発見のためにも、母子手帳には便色カードが掲載されていますが、その活用方法が十分に理解されていないことも多いため、当院では、ご家族さまが正しく認識し、活用できるよう説明しています。

母乳育児はやめるべき?

母乳には様々な効果があります。ビタミンK欠乏を回避するために人工乳へ切り替えることはお勧めしません。ビタミンKはシロップの内服でしっかり補充すれば問題ありません。

ビタミンD欠乏症も増えている?

ビタミンDは、カルシウムの維持に必要な脂溶性ビタミンで、魚・卵・キノコなどの食品から摂取するか、紫外線を浴びることによって体内で生成されます。しかし、近年では、紫外線を避ける習慣や食事制限により、ビタミンD不足が増加しています。
不足すると、低カルシウム血症やくる病を引き起こし、O脚・X脚・脊柱の弯曲・低身長など、子どもへの影響を及ぼす恐れもあります。また、ビタミンD不足はアレルギー性疾患との関連も指摘されています。
現在、乳幼児のビタミンD不足対策として、日光浴やサプリメントの活用を推奨しています。日本の「食事摂取基準」では0歳児の推奨量を5μgですが、欧米では10μgを推奨しており、特に日差しが弱い季節や地域では意識的な摂取が重要です。
完全母乳やミルク摂取が少ない場合は、サプリメントの利用も検討するようにしましょう。

新生児と頭の形の関係について

新生児と頭の形の関係について赤ちゃんの頭の骨は脳が成長できるように隙間が空いており、更に柔らかいという特徴があります。そのため、胎内での姿勢や産道を通った影響で出生時に頭が変形していたり、出生後の体位や向きぐせにより頭の形が徐々にゆがんでしまうことがあります。
一般的には生後3か月を過ぎると自宅で頭の形を改善する対策を取ることは困難です。生後1~2ヶ月から適切な対応ができれば頭の形をきれいにしてあげることが可能です。
頭の形のゆがみを改善する方法の1つにヘルメット治療がありますが、当院では、変形が進まないよう1か月健診で頭の形を確認しています。早期の対応ほど改善が期待できるため、気になることがあればご相談ください。自宅での対応が難しい月齢で、ヘルメット治療を検討した方が良い場合は、治療可能な医療機関をご紹介します。

1か月健診のご予約

1か月健診のご予約はWEB予約またはお電話で承っております。ご希望の方はご連絡ください。

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