TOPへ

ブログ

下痢が長引く原因はミルクや母乳?

下痢の原因の多くはウイルス感染症によるものです。その場合、多くは数日から10日程度で改善します。

しかし、1-2週間以上下痢が続く場合は「二次性乳糖不耐症」という病気が下痢の原因になっていることもあります。

感染症に伴う胃腸炎の後に、腸の粘膜が傷つくことでミルクや母乳、乳製品に含まれている乳糖がうまく分解できず、結果的に下痢が続いてしまっている状態です。

その場合、治療方法を変える必要があります。具体的には、乳糖が入っていないミルクを飲む/母乳を飲む前に乳糖を分解する薬を飲む、乳製品を除去する、といったことが必要になります。この対応を知らないまま同じミルクを飲んでいると、ずっと下痢が続いてしまうこともあります。

二次性乳糖不耐症は検査などで診断を確定することができないため、この対応をして改善するか否かで答え合わせをすることになります。

下痢が長引いている方は、二次性乳糖不耐症の可能性もありますので、まずはご相談ください。